ごめんよ、サリー2011年02月10日 23:06

8日(火)の22時ごろ、サークルでおやすみ中のサリーちゃんです。

週末は恒例の歯石取りってことで、日曜日の14時頃、スノーウィにラムちゃんの
げんこつを与えました。
歯磨き不要の若者・サリーにはまだ早いので、こちらには柔らかめのあばらを進呈。
両者とも食べ慣れているので、横目で見ながら家事をこなしていました。

サリーはあっという間に食べ終わり、ガリガリやってるスノーウィにぴったり
張りついて凝視…
そのうち、飽きたのか、スノーウィがげんこつを放り出したのをサリーがゲット。
みたところ、筋やら肉が取れてつんつるてんの丸骨で、口より大きかったので
「割れないだろうし、かじるだけならいいか」とそのままにしていました。

15時半ごろ、ベランダで用事をしているとサリーが出てきて、何やらゴボゴボ。
白い泡状の胃液を吐きました。
「お腹の調子悪いか、絶食させるかのー」と思いながら背中をさすりつつ、呼吸も
普通でちょろちょろ動き回っていたので、そんなに心配し過ぎずいたら散歩の時間に。

サリーだけ置いていくつもりが、暴れて抗議するので、途中で抱っこできるように
鞄を持って、みんなでお散歩に出発しました。
自宅から20分ほど歩いていつもの公園へ行くものの、友達ワンコに会っても
元気のないサリー。鞄に放り込んで、早めに帰宅の途につきました。

晩ご飯タイムは2匹揃って大騒ぎなのですが、サリーは早々にクッションに座り込み
じっとしています。
吐いていたので、もともと晩ご飯はパスさせるつもりだったのでちょうどいいと
思いながらも、さすがに不安になってきました。

そのあたりでひょっこり母がやってきて、用事が終わって帰り際、靴を履く母を玄関で
見送りかけたとき、サリーが嘔吐。
暫くして落ち着いたものの、病院へ連れていくべきかと、膝に乗せてネットで症状やら
対処方法を調べていたら、スヤスヤ眠り始めました。
寝息がいつもどおりだったので、一晩様子を見ることにして就寝。

一夜明け、7日(月)。
やっぱり元気がないので、母に様子を見に来てもらうよう頼んで仕事へ行きました。
母はすぐに来てくれて、10時頃にはホームドクターの元へ連れて行ってくれました。

レントゲンの結果、肺のあたりに影が映っていると報告があり、「あぁ、ラムちゃんが
引っかかったか」との予感的中に凹む飼い主…病院では夕方まで預かりで、異物が
胃に落ちるよう、油薬を用いて様子をみることになったとも聞きました。

昼休みに病院へ電話をし、担当の先生に日曜日の顛末を報告。
顛末はメモにまとめて診察券と一緒に置いておいたのに、それどころでなかった母は
そのまま置き去り~。その電話でやっと、ラムちゃんの生骨と伝わりました。

ホームドクターの元には設備がないのですが、なるべく切開手術は避けたかったので、
内視鏡で取れる可能性があるなら病院を紹介してほしい旨をお願いして、電話を
置きました。

その後しばらくして、母から、当日中に摘出すべく段取りを始めることになったと
メールがきて、病院が見つかり次第、処置を進めることになりました。
内視鏡で取れたらラッキー、無理なら胃に押し込んで、切開して摘出へと進めると
確認し、最終的に、19時から病院へ移動し手術実施の運びへ。

月曜日は早退が難しく、定時に切り上げて帰るもののサリーの顔は見られず。
状況は電話連絡があるとのこと、もし内視鏡で済んだら当日中に帰れるだろうとのことで、
お風呂には入らず、ネットで食道閉塞やら異物誤飲について調べながら、電話を
待ちました。

しかーし、22時を過ぎても電話は鳴らず。
19時に病院へ向かったので、20時頃には始まるのかしらと思っていました。
なので、「こりゃ、内視鏡では取れなかったか」と観念、今日のお迎えは無いと
がっくり落ち込み、引き継き鳴らない電話を見つめていました。

23時を過ぎ、手術先の病院へ電話をしてみるも留守電が続き、FAXが送れそうだった
ので原稿を書きかけていたら、24時近くだったか、担当の先生から電話が。

聞き慣れた声に、後ろで大きく鳴っているのは心電図の音!
詰まっている骨は前(口側)へも、後ろ(胃)にもいかず、これから胃切開を行う
とのことでした。

それからも細かく連絡をくれて、無事終了と麻酔からも覚めた報告を受け、ホーム
ドクターの病院へ戻ってからの面会を聞いてくれたので、お願いして一段落。
2時20分に戻ったとの電話を受け、スノーウィとともにチャリンコですっ飛んで
いきました。

ドアが開いて声をかけるとすぐにサリーの声が。先生に抱かれて診察台へときた
サリーはしっかり立っているものの、口元は胃液のにおいがプンプン。
疲れきっているような様子は明らかでした。
それでも私の顔をしっかり見て、話を聞いている間、手のひらに顎をのせて
立っていました。

深夜だし、先生たちも超ハードな状態だったしで、術後の詳しい説明は後日としつつ、
とりあえず出てきたブツを見せてもらったら衝撃が。
(写真だけUPしましたが…3センチほどあるんですけど…)

食道内でびくともしなかったのは、骨の部分が食い込んでいたからだそうです。
しかも、詰まっていたのが心臓のすぐ近くだったらしく、あんな大きなものを詰めたまま、
病院で嘔吐もせず、たいして呼吸も乱さず、よくいられたもんだとのお話でした。
手術前に、ショックで心停止していた恐れも十分に考えられたそうです。

10分ほどの面会でした。
退院はその後の様子次第ということで、再び先生に抱かれたサリーでしたが、
帰ろうとするとき、再びワンワン! 
本人(本犬)は、「置いていかないでー!」な訳ですが、そのおかげで飼い主は、
ちょっと安心できました。声を上げる元気があるんですもん…

そんな感じで、長い月曜日が終わったのでした。

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